就活で「やりたいこと」を見つける方法と見つからないときの対処法

ノートパソコンの前で頬杖をつく女性就活対策の方法

やりたいことがないと就活は失敗するんじゃないか、やりたいことがないとまずいんじゃないかと感じていませんか?

「やりたいことなんてないよ!」というのが本音ではないでしょうか?

確かに就活では「やりたいこと」があるかが非常に重要ですが、最初からそれが決まっている人はあまりいないので、やりたいことを探すのが就活の大きなテーマの1つです。

やりたいことの見つけ方や面接での答え方、やりたいことが見つからないときにどうすればいいかを解説するので、ぜひこの記事を読んで就活に生かしてくださいね!

就活では、まず「やりたいこと」から考えるべき理由

To Do List

就活では、自分が社会に提供したい価値やビジョンを語り、それを働く中でどう実現していくかを志望動機でアピールする必要があります。

志望業界や企業を決める時にまず考えるのが自分のやりたいことですが、やりたいことが決まらないと具体的な話に落とし込めず、説得力に欠けてしまいます。

やりたいことがないのに「とにかく就活やらなきゃ」と盲目的に動いても内定は取れないので、まずはやりたいことを明確にしましょう。

「そうは言っても、そんな簡単に見つからないよ……」

という声が聞こえてきそうなので、ここからはやりたいことを見つけるためのポイントをお伝えしていきます。

自己分析の方法

自分探し

やりたいことを見つけるには誰に対してどういうことをすると喜びを感じられるのかを明確にしましょう。

仕事は誰かのために何らかの価値を提供することで成り立っているので、誰かに何らかの価値提供をし、結果として自分も満たされるというのが本来のあるべき姿です。

自分が得られる精神的満足度を重視してしまいがちですが、どんな価値を提供して世界をより良くしたいかを考えると、やりたいことの大まかな方向性が定まります。

やりたいことを考える際は、これまでどんなことで他人に貢献したかを振り返り、誰に対してどんなことをしてあげたいのかを明確にしましょう。

また、就活では適性も重視されるので、自己分析をする際には「誰に対してどんな価値を提供できるのか?」という視点も大切です。

これまで誰かに感謝された経験やチームや集団に貢献した経験を思い返して才能や経験、技術、知識を見出し、強みを洗い出しましょう。

自分に合った業界・企業の探し方

群衆

やりたいことの大まかな方向性と強みが洗い出せたら、次にOB・OG訪問をしましょう。

興味のある業界や企業で実際に働いている方に話を聞き、その仕事をやってみたいと思えたらインターンに参加してみてください。

インターンを通じて「この仕事は続けられそうだ」と思ったらその仕事への適性がある可能性が高いです。

いくらその仕事をやりたいと思っても適性がないと成果を出せないので、なるべく多くの仕事に触れる中で自分の可能性を見出していきましょう。

就活中に「やりたいこと」を聞かれたときの答え方

GOALに向けてやるべきこと

面接では必ずと言っていいほど入社してどのような仕事をやりたいかが聞かれますが、以下の3ステップで答えると分かりやすく相手に伝わります。

①まず結論から話す

以下の例のように、まずは一言で簡潔に結論を話しましょう

  • 例)キャリアアップしたいと考えている方が自分に合った仕事を見つけられるようにお手伝いがしたいと考えています。

②そう思うに至った経緯を話す

なぜ、その仕事がしたいと考えているのかを簡潔に話しましょう。

自己分析の過程で洗い出した過去の体験や強み、OB・OG訪問で聞いた話、インターンでの経験などを元に話すと説得力が増します。

  • 例)学生時代から様々な社会人の話を聞いてきましたが、その中でキャリアアップの重要性を話す方が多かったです。貴社の〇〇さんにお話を伺った際に「キャリアで人の可能性を見出す」という貴社のビジョンに共感し、インターンに参加させていただいた際には、「人の話を聞き、適切な解決策を導こうとする姿勢が素晴らしい」と評価していただけました。

③やりたいことを具体的にどのように実現していきたいかを話す

OB・OG訪問で聞いた話を元に、入社後にどのような部署でどのような仕事をしたいのかを具体的に話しましょう

ここでどこまで具体的に話せるかで志望度の高さが問われます。

  • 例)貴社で働かせていただける場合には、△△部署で××のサービスに携わらせていただきたいと考えています。××のサービスを利用される方はエンジニアやSierの方が中心ですが、私が大学時代に取得した情報技術者の資格を生かし、1人でも多くのクライアントがより自身のスキルを生かせるようにサポートさせていただきたいです。

できるようになりたいことも伝えよう

SET GOAL

文系で特に専門的なスキルがない場合などは、やりたいことと同時にできるようになりたいことをアピールするのもポイントです。

以下の例のように、できるようになりたいことも伝えると、地に足のついた具体的な考え方ができるという評価が得られ、伸び代があると判断してもらえます。

  • ・大学時代にこんな悔しい思いをしたから社会人になってリベンジしたい
  • ・インターンでこんな先輩に憧れたから、ぜひ御社に入って営業業務で成果を出せるようになりたい

新卒就活ではポテンシャルが評価されるので、具体的な目標を定め、日々の生活での意思決定の基準を高く設定していることもアピールしましょう。

どうしてもやりたいことが見つからないときの就活の進め方

自分に向き合う女性

ここからは、やりたいことは探したけど、やりたいことが見つからなくて困っている……というときの対処法を順を追って説明していきます。

1人で自己分析をして行き詰まったとき

1人で自己分析をすると、どうしても主観的になってしまいがちです。

客観的に見て自分がどんな性格なのかを家族や友達などに聞いてみると、自分では気付けなかった一面を知ることができます。

また、色々な社会人や実務に触れる中でしか、やりたいことの具体的なイメージは見えてきません。

ある程度自己分析をやってみたら、一旦、OB・OG訪問やインターンをやってみるのも手です。

どれだけOB・OG訪問をしてもしっくりこないとき

OB・OG訪問はどれだけ準備をしたかで成果が変わります。

事前に相手の情報を調べて聞きたいことや目的を考えておくのは勿論、優秀な学生だという印象を与えられれば選考を有利に進めることもできます。

「闇雲に数をこなせば、いつかはやりたい仕事が見つかる」と考えるのではなく、1回1回の機会を最大限に活かすように意識すると、より多くの内容を吸収できます。

特に参加したいインターンがないとき

就活直前期であれば、OB・OG訪問をすっ飛ばしてインターンに参加する必要に迫られることもあるでしょう。

そんなときは、短期インターンと長期インターンを上手く使い分けることがポイントになってきます。

短期インターンではOB・OG訪問の要領で社員に直接話を聞ける機会が用意されています。

その会社や業界のリアルな姿を聞いた上で自分がそこで働くイメージが持てるかを判断してください。

長期インターンではある程度のスキルが身に付けられるので、自分の強みから逆算して、もっと伸ばしたいスキルや身に付けたいスキルが手に入るインターンを選びましょう。

そのスキルを生かせる仕事の中から消去法で仕事を選んでいくのも1つのやり方です。

楽しみながら働けるか

どうしてもやりたいことがないときの最後の手段は自分が楽しみながら働けるかという感覚に頼ることです。

仕事の究極的な目的は楽しみながら価値を提供することなので、この仕事はやっていて苦にならないかという視点で自分に合った仕事や企業を選ぶようにしましょう。

焦らずにゆっくりと自分と向き合おう

夕陽と女性

就活の本来的な目的は自分に合った仕事を見つけることなので、本来は、やりたいこと探しが就活の醍醐味であり、最も時間を割くべきポイントです。

最初からやりたいことが明確になっているケースはほとんどないので、あまり思い詰める必要はありません。

また、やりたいことを無理に探そうとすると本当に自分のやりたいことが見えづらくなってしまう恐れがあるので、「早くやりたいことを探さなきゃ!」と焦る必要はありません。

まわりに相談したり自己分析やOB・OG訪問、インターンなどを通したりして「ああでもない、こうでもない」とゆっくりと模索していきましょう。

業界・企業研究やES作成、筆記試験対策や面接対策などの進め方が分からない場合は就活のやり方についてまとめた記事も併せて読んでみてください。

⇒就活のやり方についてまとめた記事はこちら

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