就活のモチベーションを維持し下がるのを防ぐ方法

パソコンの前で落ち込むスーツ姿の男性就活がうまくいかないときの対処法

就活が上手くいかなくて、すっかりしょげてしまっていませんか?

特に、まわりが就活を終えていく中で自分だけまだ内定がないと、就活が嫌になり、どんどんやる気がなくなってしまいますよね。

また、まわりが就活に向けて動き出しているのに、就活が億劫でイマイチやる気が出ないなんてこともあると思います。

就活を頑張りたいのになかなかモチベーションが上がらず困っている就活生は多いですが、この記事では、やる気が出ない原因別に、就活に対するモチベーションを高める方法を解説します。

あなたに当てはまる事例やあなたの状況に近い事例があるはずなので、ぜひ参考にして就活へのモチベーションを高めてくださいね。

原因①就活を早く始め過ぎて息切れ

両膝に両手をつく男性

就活のモチベーションが下がってしまう1つ目のパターンはスタートダッシュを決めたものの、そのあと失速してしまうというパターンです。

一般的に就活は3年のサマーインターンから始まると言われていますが、中には1〜2年生のうちからOB・OG訪問やインターンに積極的に参加しているという方もいらっしゃるでしょう。

それ自体は非常に素晴らしいことなのですが、早いうちから頑張りすぎると、3・4年生の一番大事な時期を迎えた時、就活に飽きてしまうことがあるのです。

このような場合は手当たり次第に選考や説明会に参加するのではなく、これまで自分が聞いてきた話ややってきたことを踏まえて本当に受けるべき企業を絞り込みましょう。

がむしゃらに頑張ることも大事ですが、自分の気力や体力と相談しながら「最小限の労力で最大限の効果が出せるように」という視点で就活に取り組んでみてください

そうすることで就活に飽きることなく、前向きに就活と向き合うことができるのです。

原因②ESが通らず就活へのモチベーションが下がる

勉強机の上に置かれた勉強道具

一生懸命ESを書いたのに落とされてしまうと、これまでの自分の全てを否定されたような気持ちになってしまいます。

これが繰り返されると、悔しい気持ちから自暴自棄に陥ってしまう人も少なくありません。

しかし、ESが通らないのはあなたの人格に問題があるのではなく、就活で評価されるポイントがどこなのかを正しく理解できていないだけなのです。

ESが通らない理由としては以下のいずれかに当てはまることがほとんどです。

  • 書いたネタに問題がある
  • ESの書き方に問題がある
  • 学歴フィルターに引っ掛かった

自分のESはこの中のどれに該当するかを突き止め、そこに焦点を当てて書き直せばESの通過率は改善されるはずです。

学歴フィルターの場合はどうにかできることではないので、自分の書いた内容が悪かったわけじゃないと割り切っておきましょう。

就活の全てを嫌になってしまうのではなく、冷静に原因を分析することで無駄にモチベーションを下げずに済みます。

原因③スペックやスキル不足が露見して自分に嫌気が差す

ノートパソコンの前で頭を抱える男性

就活を始めると「帰国子女で英語がペラペラです」「体育会系部活動で全国優勝しました」など、とんでもないスペックの学生たちと出会うことになります。

グループディスカッションや面接などでこのような学生と選考を受けると、まわりの学生に比べて自分のスペックやスキルが劣っていることを嫌でも痛感させられてしまいます。

特に就活が上手くいっていない場合、優秀な学生と自分を比較して、「これから選考を受けてもまた自分が無能さを突きつけられるだけではないか」と落ち込んでしまうのです。

厳しいことを言うようですが、スペックやスキルは一朝一夕に向上させられるものではないので、現時点でのスペックやスキルを他人と比べることに意味はありません。

他の学生と比較するのではなく、今後のキャリアパスから逆算して必要なスキルは何かを考え、それを身に付けられる会社にエントリーしましょう。

そうすることで、現時点のスペックやスキルよりも熱意を買ってもらいやすくなりますし、あなたの心持ちも変わってくるはずです。

原因④辛そうに働いている人を見て就活したくなくなる

女性社員に説教されるビジネスマン

これはとても気の毒なパターンなのですが、家族や知り合い、これまで出会った人達が嫌々働いている姿を見ていると、「せっかく就活して社会人になっても良いことなんてないだろう」と働くこと自体を嫌悪してしまうのです。

確かに今の日本で仕事を楽しいと思っている人は多くないですし、将来を悲観することや働くことにネガティブなイメージを持ってしまうことは仕方のないことかもしれません。

しかし、あなたがきちんと就活を頑張りさえすれば、そのような状況を避けることができるのです。

実際、世の中にはブラック企業だけでなくホワイト企業もたくさんあります。

自分の価値観や理想の働き方に合った企業を選べば幸せな働き方ができますし、それを自分の手で掴み取れるのが就活という機会です。

自分に合った企業に巡り会うためにも、自己分析や企業分析を入念に行うことが就活の第一歩ですので、悲観的になる前にまずは行動してみましょう。

原因⑤第一志望の会社に落ちて就活へのモチベーションが下がる

クッションの上で落ち込む女性

第一志望の企業に落ちてしまうのはとても悲しいことですし、萎えてしまうのも無理はありません。

しかし、世の中にはたくさんの企業がありますし、第一志望以外の企業にもそれぞれ良さがあるはずです。

今回落ちたことを自分の能力不足だと思うのではなく、他の企業の方が向いていると判断されただけだと解釈しましょう。

第一志望に落ちたという事実は変えられませんが、今後のキャリアはあなた次第で変えていけますので、「選んだ道を正解にするんだ」という考えに切り替えてみるのです

将来的に、「あの時、あの会社に落ちたから今の自分があるんだ。あの時落ちて結果的に良かったんだ」と思えるように頑張ることができればベストです。

原因⑥全落ちして内定の目処が立たず就活へのモチベーションが下がる

履歴書と辞表を前に頬杖をつく女性

片っ端から選考に落ちてしまう場合は、そもそもの就活戦略が間違っている可能性が非常に高い上、時期によっては就職留年を考慮に入れなければなりません。

このような場合は、今後どうしていくかを慎重に考えなければならないので、自分1人で考えるよりも就活のプロに相談して一緒に方針を立て直すことをおすすめします。

何とか早急に内定を取ろうと無理に自己流で頑張ろうとすると逆に空回りしてしまい、さらにモチベーションが下がってしまいます。

無理矢理モチベーションを上げようとするのではなく、一旦立ち止まり、とりあえず休んでから今後を考えることも大切です。

原因⑦友達はどんどん就活を終えていくのに自分だけ内定が出ない

机上で頬杖をつく女性

就活が進んでいくとSNSなどで友人が内定したという情報を目にする機会も増えていきます。

最初は素直におめでとうと思えるかもしれませんが、自分の就活が順調に進まなくなってくると、段々と焦る気持ちが大きくなっていきます。

そして、友人の内定情報をSNSや大学でキャッチする度に、「自分も早く内定しなくては」とプレッシャーを感じて就活に対するモチベーションが削がれてしまうのです。

しかし、友人が内定していくことに必要以上にプレッシャーを感じる必要はありません。

就活はタイムレースではありませんし、受ける業界や企業によっても採用事情は大きく変わってくるからです。

「最終的には自分に最適な企業に受かる」という心構えでいた方が気持ちが楽になるので、自分のペースで本当に自分に合う企業をじっくり選べば大丈夫です。

どうしてもモチベーションが出ない時の3つの対処法

右手で「3」を表すスーツ姿の男性

ここまでモチベーションが下がってしまう原因とその改善策についてそれぞれ説明してきました。

しかし、人間は完璧な生き物ではありませんので、どうしてもモチベーションが上がらないときもあるかと思います。

どうしてもモチベーションが上がらないときは無理に頑張ろうとせず、やる気の出ない自分を受け入れてあげましょう。

その上で、モチベーションが上がらないなりにできることもありますので、ここで紹介する3つの対処法をぜひ試してみてください。

①思い切って数日休む

就活をどうしてもやりたくないと思ったら、思い切って数日間就活をやめましょう!

「そんなことして大丈夫か?」と不安に思うかもしれないですが、その気持ちがあるなら数日間くらい休んでも大丈夫です。

しばらく休んでいると、自然と何もしていない自分に嫌気が差してきて、「本当にこれでいいのか?」と思い直すタイミングがやってきます。

しんどい気持ちのまま無理に頑張るくらいなら、一度気持ちをまっさらにして勝手にスイッチが入るのを待つのもアリというわけです。

②本当に小さなアクションをする

就活はESや面接、OB・OG訪問などやるべきことが無限にあるように思えて、どんどん気持ちが重くなってしまいます。

特に最初の1歩を踏み出すことは最も勇気のいることですし、莫大なエネルギーを使います。

ですから、すべてを頑張ろうとする前に最初の1歩を踏み出すことだけに集中してみましょう。

とりあえず1社だけ説明会に予約する、1社だけWEBテストに申し込むなど、まずはスモールステップから始めてみるのです。

何もしないよりはマシだと割り切って、頑張らなくてもできることをやっていくうちに、徐々にペースアップして就活に取り組めるようになってきます。

③やる気が上がる人に会う

モチベーションを上げる別の方法として、周囲の人から刺激をもらうというやり方も考えられます。

頑張っている同期や既に社会人になっている先輩と会って話してみると、刺激を受けて自然とモチベーションも上がってきます。

就活がうまくいっていない場合は、愚痴ったり相談したりすることによって気持ちも軽くなりますし、打開策が見えてくることもあります。

くれぐれも「他の人が頑張っているのに自分はダメなやつだ……」と卑屈にならないよう、あくまでも他人のエピソードは参考として捉え、自分と比較しないように気を付けましょう。

やる気ゼロになったらリセットして再出発しよう

ビジネス街のキャリアウーマン

就活は長くて辛い戦いなので、途中で力尽きてしまわないよう無理しすぎないことが肝心です。

まずは就活を頑張っている自分を認めてあげ、この記事で紹介した方法を試してみながら、焦らずマイペースに就活を進めてみましょう。

それでも気持ちが戻らない場合は、一旦就活から離れて、働くことの意義や将来のキャリアビジョンを再考してみることをおすすめします。

他人に振り回されるのではなく、「自分にとって本当に満足のいく働き方ができる企業はどこか」をしっかり考えてから企業にエントリーすることで入社した後も前向きに働くことができます。

しっかりと自己分析を行い、自分のことを大切にして頑張ってくださいね。

※就活でメンタルがボロボロにやられてどうしようもない場合は、メンタルについて解説した以下の記事も併せてお読みください。

メンタルが崩壊した時の対処法はこちら

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