最高の就活の相談相手と最悪な相手は誰なのか?

就活対策の方法とうまくいかないときの対処法

「就活の相談をしたいけれど誰にすればよいのかわからない。」と悩んではいませんか?

就活が本格化する時期になってくると不安も大きいでしょうし、何となく手探りで取り組んでみたものの、なかなかうまくいかないという人も多いかと思います。

初めてのことだらけの就活で誰かにアドバイスをもらいたいと思うのは当然のことですし、不安や悩みを吐き出すだけでも大きな意味があります。

そこで、この記事では就活の相談相手として最適な人は誰なのかということを筆頭に、相談しない方がよい人や気軽に相談できる機関などを紹介していきます。

ぜひ最後まで読んで就活をスムーズに進めるための足掛かりにしてくださいね。

誰に相談すべきかは何を相談するかで決まる


結論として、就活の悩みを誰に相談するべきかは、あなたがどのような相談をしたいかによって違ってきます。

学校で国語教師に数学の問題の解法を聞いても大した答えが得られないように、就活でも相談する相手を間違えてしまうとあなたが本当に欲しい情報は得られません。

ですから、就活のことで誰かに相談するときは、知りたい内容に応じて相談相手を選ぶことが大切です。

では実際に相談相手を選ぶ際にどのようなことに気を付ければよいのかを以下の章で解説していきます。

アドバイスをもらう人として不適格な人


最初に、就活のことを相談する相手としてはあまり相応しくない人をご紹介します。

ただ、それはこの人たちが何か悪いことをしているというわけではなく、あくまで「就活に関する情報を得る」上で不向きだという意味です。

何の考えもなしに以下のような人に相談してしまうと、間違った情報や役に立たないアドバイスに惑わされることになってしまうので注意が必要です。

キャリアセンターの無料相談

普通の大学では、キャリアセンターなどで定期的に無料相談会が行われていることが多く、学生であれば誰でも気軽に参加できます。

しかし、大学の本業は就職支援ではありませんし、大学職員も一般企業の就活にそれほど精通しているわけではありません。

そのため、一般論的な就活の情報は提供できても、個人の事情まで考慮した本質的なアドバイスをすることは難しいという事実があります。

ただ、学校に直接来ている求人を紹介してもらえたり、OB・OGを斡旋してくれたりと使える場面もあります。

相談役として不向きですが、利用できるサービスは積極的に使ってみましょう。

民間で働いた経験がない大学の教授

大学生活を送っていると何となく感じることがあるかもしれませんが、大学教授というのはかなり特殊な職業です。

大学教授は基本的に一般企業に勤めたことがない人ばかりですし、そういう人たち当然就職活動も経験していません。

さらに言うと、大学教授は高校までの「先生」とは違って学問を教えることが仕事であり、進路指導は仕事のうちに入りません。

教授に就職活動のことを聞いても相手を困らせてしまうだけですし、大した情報も得られません。そこで特別な理由がない限りは就活の相談相手としては選ばないのが無難です。

優秀ではない大学の先輩

これは就職活動に限った話ではありませんが、何かアドバイスをもらうなら、その分野に秀でた人を相談相手に選ぶのが無難です。

テストで30点しか取れない人に勉強の仕方を聞くことがどう考えてもおかしいように、就活があまり上手くいかなかった先輩のアドバイスを聞いてもあまり意味がないです。

反面教師として学びにするのも無理ではないですが、どうせ話を聞くのなら優秀な先輩に聞いた方が得られるものは多いでしょう。

時代遅れの考え方の両親

自分の両親がステレオタイプな人間だという自覚があるならば、就活のことはできるだけ相談しない方がよいでしょう。

特に、今子どもが大学生ぐらいの親たちはバブルの時代を経験しており、就活もあまり苦労しなかったという人が多いです。

また、就活のシステムも現在とは大きく違い、就活サイトから大量にエントリーする必要はなく、大学への求人を通じて数社エントリーすれば十分でした。

そのような事情もあって、現在の就活に理解が乏しい親御さんが一定数存在するのです。

就活の大変さや難しさを知らない人からアレコレ言われるのはあなたの精神的にも辛いことですので、親だからと言って無理に相談する必要はありません。

就活を頑張っていない友達

大学の友達というのは1番身近な存在であり、相談しやすい相手だとは思いますが、付き合う友達を間違えると足を引っ張られてしまう可能性があります。

私も就活生のときにやる気のない友達がいましたが、こちらが何か相談しても、

  • 「まだ大丈夫じゃない?」
  • 「そんなに頑張ってどうするの」

など就活に真面目に取り組む姿勢を否定されただけで、建設的なアドバイスは1つももらえませんでした。

普段の大学生活で関わるには問題ないのですが、就活においては付き合う友達をある程度選んだ方が身のためです。

相談相手として理想的な相手5選


相談しない方がいい人について分かったところで、ここからは就活の相談相手として理想と言える存在をご紹介します。

信頼できる相談相手がいるだけで就活はグッと楽になりますので、ぜひ周囲に以下のような人がいないか探してみてください。

就活で成功した先輩内定者

就活で成功した先輩は身近な存在でありながら、就活の助けとなる良い相談相手です。

まだ内定者ということは直近の選考情報を得ることができますし、社員の人には聞けないようなぶっちゃけた話も聞くことができます。

年齢が近い先輩なら接点を持つのも比較的簡単なので、就活に困ったときはまず周囲の先輩の中から相談相手になりそうな人がいないか探してみましょう。

その先輩をからインターンや社員などを紹介してもらえる場合もありますので、就活で成功している先輩には積極的にコンタクトを取ってみることをおすすめします。

就活塾の講師

就活塾の講師は学生を志望企業の内定に導くことが本業であり、就活のプロとも言える存在ですので、非常に心強い相談相手になってくれます。

就活塾の講師に相談する最大のメリットとしては、就活に関することならどんな相談にでも対応してもらえるという点です。

就活についてのあらゆる知識が必要になる仕事ということで、多角的な視点からあなたの悩みを解決してくれるのです。

また、就活塾にはこれまで数々の学生をサポートしてきた実績とその経験か積み上げてきたノウハウがあるため、本質的で役に立つアドバイスを得られる場合が多いです。

社会人経験が豊富な大学の教授

民間企業に勤めていた経験がある大学教授は多くないですが、優秀な人であることには間違いありませんので、参考になる話は色々と聞けるかと思います。

ただし、彼らが就活を経験したのはずっと前の話なので、細かい選考対策を聞くのではなく、業界や企業についての動向やトレンドなどについて聞いた方が良いです。

商学部や経営学部といったビジネスや経済に関係のある学部には、一般企業に詳しい教授も比較的多いので、ぜひ一度探してみてください。

憧れの業界で働く先輩社会人

自分の行きたい業界や企業について具体的な話を聞きたいならば、実際にそこで働く人に話を聞くのが一番です。

ESや面接で話のネタになるようなエピソードを仕入れることもできますし、職場の雰囲気や選考のコツなど、説明会だけでは分からない情報もたくさん教えてもらえます。

目標となる人と話ができるということは、それだけでモチベーションアップにつながりますので、志望度の高い企業については必ず先輩社会人に会っておきましょう。

利害関係のない社会人

特に利害関係がない社会人ならば、過度に評価を気にしたり建前を用意したりする必要がありませんので、気負わずに様々ことを相談できます。

具体的な選考対策や企業研究に役立つ話が聞けるとは限りませんが、社会人の先輩から学べることはそれ以外にもたくさんあるはずです。

特に、愚痴や弱音を受け止めてくれる社会人は貴重な存在ですので、周囲に頼れる社会人がいる場合は遠慮せず甘えさせてもらいましょう。

無料で使える相談サービス


身近に相談できる人がいるに越したことはありませんが、なかなか頼れる人が見つからないこともあるでしょうし、もっと色々な人に相談したいという方もいるでしょう。

そんなときにおすすめなのが無料で相談相手を探せるサービスです。

それぞれのサービスごとに特徴がありますので、目的に応じて上手く使い分け、あなたの就活に役立ててください。

就職エージェント

就職エージェントは学生と企業との仲介を行ってくれるサービスです。学生の希望を踏まえた上で、条件に合いそうな企業を紹介してくれます。

就職エージェントはあくまで仲介することが目的ですので、当然、相談の内容もあなたに合う企業を見つけることが中心になります。

そのため、行きたい企業がある程度決まっている人ではなく、企業探しに困っているという人に向いているツールとなります。

紹介された企業については、エージェントが書類選考のサポートや面接のマッチングなども行ってくれますので、とにかく就職したいという人にもおすすめです。

OB訪問アプリ

OB訪問アプリとは、OB訪問を受けてもよいという社会人とOB訪問をしたいという学生が簡単に出会うことのできるツールです。

アプリ上から気になる社会人に申請をすれば簡単にやり取りができるので、様々な業界や企業の人とたくさん会って話しを聞きたいという人におすすめです。

ただし、アプリを通じて知らない人と出会うというのは少なからずリスクはあります。そのため、信用できる社会人かどうかをプロフィールなどで事前にしっかり見極めましょう。

就活塾の無料相談会

就活塾では就活に不安や悩みを抱える学生のために、無料の相談会を実施しているところが多くあります。

先ほども説明会したように、就活塾というのは就活のことなら何でも知っているプロです。

企業の人やOBではありませんから変に取り繕う必要はないですし、気になることは正直にすべて質問してみましょう。

ただし、大半の塾は入塾の意思があまりなくても気軽に相談を受け付けてくれますが、中には無理な勧誘をしてくるところもあります。

そこで説明会に参加をする際には事前に口コミなどはチェックして足を運んでも問題のない塾なのかは確認したいですね。

就活塾のサービスを無料で使う方法や無料相談会で効果的に情報を集める方法については以下のページでまとめているので是非ご覧ください。

大学のOB名簿

大学のOB名簿とは、卒業生が厚意で提供している就職先や連絡先を集めたリストであり、学内の人間であればこのリストを利用してOBとコンタクトを取ることが可能です。

こちらは大学側が公式に作っているものであり、OB訪問の依頼が来ることを相手も分かって情報提供しているので、アポが取りやすいというメリットがあります。

また、自分と同じ大学の後輩から相談を受けるということで、別の社員を紹介してくれたり、イベントなどに招待してもらえたりと親身になってくれる場合が多いです。

アドバイスをもらう際の留意点


ここまで就活の相談相手としておすすめの人や利用できるサービスを紹介してきましたが、手当たり次第に相談するだけでは、あまり意味がありません。

ここからは話しを聞くときに注意していただきたいポイントを4つ紹介していきますので、この内容を踏まえた上で相談するようにしてください。

話を聞く際には相手の立場を押さえる

これは最も重要なポイントですが、まずは相談相手がどのような立場の人なのかを把握しておくことが大事です。

なぜこの作業が大事なのかというと、あなたの欲しい情報やアドバイスを相談相手から最大限に引き出すためです。

「相手の立場を押さえる」=「相手が提供しやすい・話しやすい情報」を理解しておくということであり、これができていないまま闇雲に相談しても有用な情報は得られません。

誤った相手に誤った相談をするのはNG

国語教師に数学の問題を教えてもらおうと思っても大した説明が返ってこないのは当たり前ですが、これは就活の相談相手についても同じことが言えます。

内定者の先輩に企業や業界の内情を聞いても分かるはずがありませんし、OB訪問で就活の愚痴や辛さを相談しても相手を困らせるだけで状況が好転することはありません。

また、あまりにも的外れな質問は相手に不快感を与えてしまいますし、あなた自体の評価も下がってしまいます。

非常識な人だと思われないためにも、相談する内容がその相手にふさわしいかどうかを事前に精査しておきましょう。

情報は鵜呑みにせず自分で検証する

人からもらう情報やアドバイスには、少なからず個人の経験や主観が反映されているということを念頭に置いて情報収集を進めましょう。

そもそも就活に正解はありませんし、業界や職種、その人の経験してきたことによって意見が違うのは当然です。

ですから、1つの情報を鵜呑みにして満足するのではなく、自分でも検証してみたり、ほかの人から意見を聞いたりする中で、情報をブラッシュアップすることが大切です。

日頃からその情報があなたの就活にどう生かせるのか考える癖をつけておくと、情報に振り回されることなく、自分の頭で判断することができるようになります。

相談内容は事前にまとめ相手の時間を尊重する

相談相手が誰であっても、自分の貴重な時間を割いてあなたの相談に乗ってくれているということは忘れないようにしましょう。

きちんと準備をした上で相談しているのかどうかは相手にも伝わりますし、適当な態度で相手を不快にさせてしまうと、二度と会ってもらえないこともあります。

相手に失礼がないようにというのはもちろんですが、自分にとっても有意義な時間にできるよう、相談したい内容や質問事項は事前にしっかりまとめておきましょう。

有料の就活塾に通うのも手

相談相手にふさわしい相手がどのような人なのか理解できても、自分の身の回りでそのような人を見つけることは簡単ではありません。

あまり親しくない人に無償で相談相手になってもらうというのはなかなかにハードルが高いですし、気軽に相談するのは難しいかもしれません。

そこでおすすめしたいのが有料の就活塾を利用するという方法です。

もちろんお金はかかりますが、その分遠慮せずに何度でも相談することができますし、就活のプロから本質的なアドバイスをもらえます。

また、就活の悩み相談だけでなく、ESの添削や面接練習などの選考対策をしてもらえるという点も就活塾ならではの強みです。

塾によって得意としている業界やフォローアップの内容などそれぞれ特徴がありますので、自分の希望や悩みに合った塾を探すことが大切です。

就活塾に関するより詳しい情報やおすすめの塾名については以下のページでまとめているので是非ご覧ください。

就活を教えてくれる塾の特徴とおすすめの塾名を大公開

ここまでの内容のまとめ


冒頭でも述べましたが、あなたが相談したい内容によって、ベストな相談相手は変わってきます。これを踏まえた上で、おすすめできる相手としては以下のような人たちが該当します。

  • 就活で成功した先輩内定者
  • 就活塾の講師
  • 社会人経験が豊富な大学の教授
  • 憧れの業界で働く先輩社会人
  • 利害関係のない社会人

ではこの中なら誰が良いのかという話ですが、相談相手の見つけやすさやアドバイスの質という点で考えると、やはり就活塾などの有料で相談できる相手がベターです。

そこまでお金に余裕がないという人ももちろんいるでしょうし、その場合はOB訪問アプリなど相談相手になってくれる社会人を探せば大丈夫です。

就活は1人だけで頑張ろうとしても必ずどこかで行き詰まりますので、よい相談相手を見つけて悩みを解消し、次の一歩を踏みだしましょう。

最後にこのページの内容と併せて目を通しておきたい内容をまとめたページをご紹介しますので是非ご覧ください。

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