就職浪人とは何かについて就職留年との違いを踏まえて解説

机上で頬杖をつく女性就活対策の方法とうまくいかないときの対処法

「就職浪人」は就職活動に再度チャレンジしたいと思ったときの1つの選択肢ですが、生半可な気持ちで就職浪人をするとあなた自身を余計に苦しめることになってしまいます。

この記事では就職留年と就職浪人の違いを踏まえた上で、就職浪人して就活を進めるときのポイントや面接での上手な対応の仕方などを解説していきます。

ぜひ自分の今後について考えるきっかけにしてくださいね。

「就職浪人」の意味や就職留年との違いとは

悩む女性

就職浪人と似たような言葉に「就職留年」というものがあります。

この記事を読まれているということは就職浪人を考えられていることだと思いますが、就職留年についても正しく知った上でどちらを選ぶのが最適なのかをもう1度考えてみてください。

簡単にそれぞれについて説明すると以下のようになります。

  • 就職浪人……就職せずに卒業し、そこから再度就職にチャレンジすること
  • 就職留年…就職を理由に留年し、大学に籍を置いたまま再度就活すること

ポイントとなるのは卒業するか、卒業しないかという違いです。

就職留年の場合、大学を留年するためには学費などのお金が必要になってくるので、経済的な問題もクリアする必要があります。

就職浪人する人の割合

厚生労働省・文部科学省が発表した令和元年度大学等卒業者の就職状況調査によれば、2020年4月1日時点の大学卒業者の就職率は98.0%でした。

このデータだけを見ると「就職できないのは自分だけなんじゃないか」と思うかもしれませんが、必要以上に落ち込んだり不安になったりする必要はありません。

文部科学省による平成30年度学校基本調査では、大学学部卒業者における「進学も就職もしていない者」は39,854人と全体の7.0%を占めており、就職浪人をする学生は一定数いることが分かります。

これは今年度に限ったことではなく、29年度の調査でも「進学も就職もしていない者」は7.8%なので、毎年少なからず就職浪人・就職留年をしている人はいるということです。

大学学部卒業者の進路の内訳

文部科学省「平成30年度学校基本調査」より作成

既卒になり新卒扱いされない

落ち込む女性

就職浪人する人が就職留年する人より少ない理由の1つとして、既卒扱いによるデメリットがあると考えられます。

今の日本社会では新卒一括採用という雇用慣行が広く定着しており、既卒(第二新卒)の募集はどうしても少なくなってしまうという現実があります。

また、第二新卒の場合は通常の中途採用の転職者のように知識や経験を強くアピールできるわけでもないので、就活市場では厳しい戦いを強いられることになるのです。

休学して留年すれば影響を受けない

女性

就職浪人は既卒扱いになることによって就職活動で不自由な思いをすることも多いですが、就職留年の場合は少し事情が違ってきます。

就職留年の場合は新卒としてもう1度就活ができるため、就活浪人より応募できる企業の数も多く就活も進めやすいと言えるでしょう。

学費や休学費さえ支払えるのであれば、就職浪人ではなく就職留年を選択した方がよいというのが正直なところです。

特に休学の場合は費用を抑えられることも多いので、1度大学の事務所と掛け合ってみるなどして最善の方法を探してください。

留学などの正当な理由があれば不利にならない

就職浪人や就職留年は世間一般的にあまり良いものではありません。

しかし、就職浪人や就職留年するのが止むを得ないと判断される理由がある場合は、就活でマイナスに捉えられることはありません。

不利にならない理由の例としては以下が挙げられます。

  • 留学
  • 家庭・経済的な理由で休学を余儀なくされた
  • 部活・研究に熱中していた

一方で「どの企業からも内定が貰えなかった」などの理由で就職浪人・就職留年した場合は相手に不信感を与えてしまうので、説明の仕方をよく考えなければいけません。

有意義な就職浪人期間を過ごし、本音と建前を上手く使い分けながらきちんとした理由を伝えられるように準備しておきましょう。

メリットとデメリット

〇と✕を示す女性

就職浪人や就職留年はもう1度就活に挑戦できるというという意味では大きなチャンスですが、もちろんデメリットもあります。

デメリットがあるということをしっかり認識した上で、それでも就職浪人をすべきかどうかよく考えてから決断しましょう。

想像以上に辛い

就職浪人をすることの最大のデメリットは精神的な負担がとても大きく想像以上に辛いことです。

就職浪人の場合は大学というコミュニティを離れることになるのでキャリアセンターなどを活用することは基本的にできません。

また、一緒に就活をする友達もほとんどいなくなってしまうので、周囲に頼れる人がいないと精神的に孤立してしまう危険性が非常に高いです。

就活はメンタル的にしんどくなることも多々ありますし、どのような形でもよいので相談できる人を作っておくことをおすすめします。

大手企業も目指せる

就職浪人や就職留年をすることはマイナスに捉えられがちですが、選考の準備をする時間はたくさんあるので、やり方次第では大逆転できることもあります。

まずはこれまでの就活を振り返り、どの段階で自分は落ちることが多かったのか、自己分析は間違っていなかったかなど失敗した原因を炙り出していきましょう。

その上で就職浪人や就職留年がさほど不利にならない業界・職種を中心に選考を受ければ、優良企業に内定することは十分に可能です。

どの業界でも就職浪人した理由は必ず見られるポイントですので、そこだけは完璧に回答できるようにしておきましょう。

また、少しでも有利に就活を進めるために、資格取得などスキルや能力を身に付けることも大切です。

就職留年や就職浪人する人の3つの特徴とは

メモ帳とスマホ

ここでは就職浪人や就職留年をする人が就活で失敗してしまう理由について、よくあるものを説明します。

自分がこの中のどれかに当てはまっている場合は要注意なので、今までの就活対策や実際の選考のどこに問題があるのかを改めて考え直してみてください。

よくある失敗の原因として以下の3つが考えられます。

①根拠のない自信を持ってしまう

大して対策や準備をしていないのに「まあなんとかなるだろう」といった自信を持つのは非常に危険です。

根拠のない自信を持ってしまうのは自分を客観視できていないということを意味します。

就活では他者からの評価が全てですので、自分を客観的に分析し、相手にどう映っているかということを考えられなければ選考を突破するのは難しいです。

本当の自信は努力や結果が伴って初めて身につくものです。

まずは行動するところから始め、しっかり選考対策をして本当の自信を身につけてから選考に挑みましょう。

②自己分析や企業研究などの基本的な就活対策ができていない

これは就活をする上では致命的な問題ですが、逆にこれが失敗の原因であるならばやるべきことは非常に明確です。

受験勉強と同じように、就活においても準備と対策が結果に直接結びつきますが、たとえ学歴や愛嬌があっても基本的なことができていなければ普通に落ちます。

自己分析や企業研究はやろうと思えば誰にでもできるものですので、面倒臭がらずにやってみることから始めましょう。

③大手企業ばかり受けている

これも就活生の陥りやすい失敗なのですが、人気企業や大手企業しか受けずに玉砕してしまうという話は非常に多いです。

本命が大手企業であることは全く悪いことではないのですが、そこに至るまでの戦略をもっと考える必要があります。

そこでぜひやっていただきたいのが「わらしべ長者戦略」です。

これは大手企業に一発勝負をかけるのではなく、早い段階で中小・ベンチャー企業から内定を獲得し、その後に中堅企業、大手企業と順に選考を受けていくという戦略です。

このように就活を進めていくと本命の企業を受ける前に面接やGDに慣れることができ、その都度、自分の弱点や改善点を見つけて修正していくことも可能です。

また、内定を1つでも獲得できれば精神的な余裕ができ、その後の就活にも前向きに取り組むことができます。

以上のような理由から、中小企業から着実に選考を受けていくことをおすすめします。

しっかり自分と向き合おう

街を歩く女性

就活はこれまでの人生を振り返り、社会人としてのキャリアをスタートさせる大切なタイミングです。

自分の選んだ道を後悔しないためにも、今後どのように生きていきたいのか、本当にやりたいことは何なのかじっくり考えることが大切です。

後で振り返った時に、あの時もう一度就活をやり直して良かったと思えるよう、準備や対策はすべてやり切って選考に臨んでください。

特に、面接で「なんで就職浪人(留年)したの?」と聞かれたときに適切に対処できるようにすることは最も大切ですので、じっくり回答を考え、何度も繰り返し練習しておきましょう。

就職浪人や就職留年をするとネガティブになってしまいメンタルを病んでしまうことも多くあるかと思います。

自分1人で抱え込み過ぎず、周囲の人に相談したり定期的に息抜きするなど、メンタルのケアは怠らないようにしましょう。

就活でメンタルがボロボロに崩壊した時の対処法は以下の記事にまとめているので、よかったらご覧になってください↓

就活でメンタルがボロボロに崩壊した時の対処法

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