- 就活に必要な勉強って何だろう?
- 面接で学業のことをアピールするのはあり?
あなたはそう思っていませんか?
この記事では、資格や筆記試験・時事問題対策など、就活のためにやっておいた方がいい勉強について、その内容と方法を解説していきます。
何かを必死に勉強する経験は就活でも必ず役に立つので、ぜひこの記事を読んで、就活でアピールできるネタを増やして就活を有利に進めてくださいね!
就活に向けて勉強することはたくさんある
就活では高校までの基礎学力が筆記試験で問われるので、高得点を取るために筆記試験対策をする必要があります。
また、大学での勉強姿勢が成績やガクチカで問われるので、授業やゼミ、課外活動にも力を入れる必要があります。
筆記試験の勉強をしてない大学生は勉強ができないと思われる
頭が良い人ほど仕事ができるというのが通説になっているので、筆記試験で点数が高いと、それだけ実務能力が高いと判断されます。
また、筆記試験で点数が取れるということは、これまで勉強に力を入れてきたということであり、コツコツと頑張れる力があるということの表れでもあります。
筆記試験の点数は足切りに使われるだけでなく、最終面接後に最後の1人を選ぶ時に使われたり配属希望の際に考慮されたりすることもあるので意外と重要です。
中には筆記試験で満点を取った学生をいきなり最終面接に通すような企業もあるくらいなので、筆記試験は甘く見ないようにしましょう。
筆記試験の種類や内容、攻略法
どの就活生も避けては通れないのが筆記試験対策ですが、玉手箱やTG-WEBなど様々な種類のものがあり、その中でも最も多くの企業が採用しているのがSPIです。
SPIはエントリーシートの提出と同時に課される場合が多く、選考の第一関門とも言えます。
問題は言語問題・非言語問題・性格適性検査の3種類に分かれており、簡単に言うと国語や算数の問題と性格質問に答えるような形式になっています。
大学受験のように公式を暗記する形で学力を測るというよりは思考力や発想力が試されるような問題が出題されます。
知識自体は中学校までに習った内容で十分対応できるので、何かを覚えるというよりは対策を通して問題に慣れることが重要になってきます。
まずは早い段階で一度問題を解いてみて自分にどの程度の力があるかを把握してください。
その上で自分が苦手な分野を中心に問題演習を繰り返すと効率良く点数をアップさせられます。
筆記試験対策はいつからすべき?
筆記試験対策は就活において避けては通れない道なので、そこそこできる人でも少なくとも1か月程度の対策は必要となるでしょう。
一番最初に筆記試験を受ける機会は3年生の夏インターンの選考です。
選考は6月頃から行われるので、大手内定を目指すなら3年生になった時点、遅くとも3年生の5月頃には取り掛かるようにしましょう。
とにかく一度問題を解いてみないことには始まりませんが、一度解いてみてある程度問題を解けるようならそれほど対策に時間を割く必要はありません。
逆に、あまり解けないようなら毎日コツコツと対策する必要があります。
筆記試験対策の遅れは就活全体のスケジュールを圧迫する危険性が高いので、就活全体の戦略を立てるためにも早めに対策することをお勧めします。
後で「やっておけばよかった……」と後悔しないために
勉強はした方がいいと分かっていても、サークルやアルバイトで忙しくて結局何もできなかった……なんてことになってしまいがちです。
そうならないためにも、自分でいつまでに○○を達成すると目標を立てて、そこに到達するまでの計画を細かく立てなければなりません。
4年生になってからは就活も佳境に入って忙しくなってしまうので、3年生の時間のあるうちに勉強することをオススメします。
特に、基礎学力に自信がないのであれば早めに対策を始めましょう。
筆記試験対策にオススメの本
私が学生時代に使っていたのは史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集です。
実際に出題される問題の傾向の分析がしっかりとされており、問題数も他の参考書の比較にならないほど多いのが特徴です。
よく複数の参考書を並行して勉強する学生がいますが、この参考書に収録されている問題を何度も解き直し、全パターンの問題を解けるようになれば十分です。
量・質ともに申し分ない参考書なので、ぜひ使ってみてください。
役立つ4つの資格と時事問題の対策方法
どんなに専門的な資格を取得しているからといって企業はあなたのことを即戦力になるとは思っていません。
しかし、資格は業界・企業への志望度が高い、勤勉で努力家という評価に繋がります。
①TOEIC
大手企業を目指すならTOEICなどの英語系資格は持っているに越したことはないでしょう。
ただ、TOEICを就活でアピールするなら800点以上はないと厳しいですし、600点以下の場合はむしろ英語ができない人とみなされてしまうので書かない方がよいです。
TOEICの対策で非常に重要なのは、受験のように英文法や単語を一から学習するのではなくTOEICの実際の問題を解くのに注力することです。
TOEICはビジネスで使える英語の能力を測る試験であり、単語や文章、会話文が特徴的なものになっています。
基礎的な知識を地道に習得するよりも問題演習に慣れた方が得点アップの近道になります。
②MOS
MOSとはマイクロソフト・オフィス・スペシャリストのことで、これはWord、Excel、PowerPoint、Access、Outlookをきちんと使いこなせるかを測る資格です。
特にWord・Excel・PowerPointの3つに関しては入社後も必ず使うので使いこなせるようにしておくとよいでしょう。
③日商簿記
簿記は企業の日々の経営活動を記録・計算・整理し、お金や財産の取引の記録を付け、経営成績や財政状態を明らかにする技能です。
簿記の資格を取ることで企業の経理事務に必要な会計知識だけでなく財務諸表を読む力や基礎的な経営管理・分析力を身につけられます。
2級以上を取得しないと資格としては評価されないので注意しましょう。
④宅地建物取引士
宅地建物取引士は通称「宅建」と呼ばれる国家資格で、取得すると不動産取引の専門家(宅建士)として認定されます。
宅地建物取引士の資格を取得すると不動産の売買や賃貸物件の斡旋をする際に役立つので、不動産会社やデベロッパーに就職したいなら取っておいて損のない資格です。
大手のデベロッパーなどは非常に人気が高い就職先なので、宅建を持っていることで不動産業界への本気度を示すことができます。
時事問題対策
面接では必ずその業界の課題や企業の今後の展望について聞かれますが、その際に時事問題の知識がないと的外れな解答や浅い返答しかできなくなってしまいます。
時事問題の勉強は点数や資格といった目に見える形でその成果を証明できるものではありませんが、面接で非常に大きな力を発揮するのです。
時事問題を学習するなら日本経済新聞を読むのがおすすめです。
電子版では検索機能が使えるので、志望する業界や企業に関連する記事だけを絞って読むことができ、非常に便利です。
これまで勉強したことや勉強中の資格をガクチカでアピールする方法
「ガクチカや自己PRで大学の学業をネタにしたいんだけど、インパクトに欠けるかな……?」と悩んでいませんか?
実は、ガクチカや自己PRで学業についてアピールすると、むしろ良い印象を持たれることの方が多いです。
そもそも学生の本分は勉強です。
アルバイトやサークルより大学の勉強や研究に熱心に取り組んだということの方が真面目にやるべきことを頑張ってきた学生として評価の対象になりやすいのです。
また、ビジネスではアウトプットが求められるので、就職活動でもアウトプットとその過程が評価されます。
ただ努力したというだけではなく、結果として目に見える形で成果を出し、面接などで上手く活用できることが重要です。
面接で勉強の成果を上手くアピールするには、インプットしたことをどのようにアウトプットしたかを上手く表現することが大事です。
どのように勉強を頑張ったのか、それが自分の成長にどう繋がったのかを説明できるようにしましょう。
計画的に勉強しよう
就活に役立つ勉強は色々とありますが、まずは自分の志望する業界や企業に合わせて何が必要なのかを考え、勉強を後回しにしないことが大切です。
やるべきことが決まったら、それを必ず達成するために計画を立てて勉強していく必要がありますが、授業やアルバイトにサークルと忙しい日々を送っていることでしょう。
そうした忙しい中で就活に向けた勉強も進めていくにはタイムマネジメントが欠かせませんが、スケジュール管理が苦手な学生も多いようです。
授業やアルバイトと就活に向けた勉強を上手く両立させるためのコツについてはタイムマネジメントについての記事でまとめているので、ぜひご覧になってください。