- 「就活のことで親がたくさん干渉してくる…」
- 「就活の相談をしたいけど、親のアドバイスを鵜呑みにしていいのか不安…」
このように、就職活動で親との距離感や関わり方について悩んでいる学生は多くいらっしゃいます。
確かに、親は一番身近な就職活動を経験した人物であることには間違いありません。
しかし結論から申しますと、親に就活の相談をするのは非常におすすめできないのです。
それでは、それはなぜなのか?なぜ親に相談しない方がいいのか?親子でどのように関わっていけばいいか?について、ここから詳しくお伝えしていきます。
またこの記事の最後では、就活での適切な相談相手についてもまとめておりますので、ぜひ最後まで目を通していってください。
就活の相談を親にしない方がいい理由4選
ここでは、親に相談しない方がいい理由について4つ紹介していきます。
たしかに親は一番相談しやすい相手ではありますが、なぜ相談すべきでないかを理解していないと、それだけ間違った方向に誘導されてしまう可能性が高まってしまいます。
しっかり最後まで読んでいただければ、親への相談がなぜおすすめされないのかが分かるはずです。
親世代の就活は通用しない
親は自分の就活の経験をもとに、息子・娘にアドバイスをすることがほとんどです。
しかしよく考えてみてください、親が就活をしていたのは20~30年前、いわゆるバブル全盛期のことです。
なので、現在の2022年~2023年の就職活動とは状況が全く異なり、当時の経験や常識はほとんど役に立ちません。
それだけでなく、コロナ蔓延によって近年の就活とも傾向が変わってきています。就活で大事なのはその年その年の新鮮な情報を手に入れることです。
親世代の就活情報はあまり役に立たないということはしっかりと念頭に置いておきましょう。
親は人事ではない
当然ですが、親は人事部の人間ではありません。
企業の人事部の人がどんな学生を求めているのか、学生のどんなところを見ているのか、その答えを知らずに親はアドバイスをしてくるのです。
ものによっては正しいアドバイスもあるかと思いますが、見当違いなアドバイスが混ざっている可能性もあります。
親からの間違ったアドバイスが原因で就活が失敗に終わってしまうのは、誰だって嫌ですよね。
親は自分の経験でしかアドバイスが出来ないということをしっかりと頭に入れておきましょう。
安全策に誘導されがち
親は子どもを心配するあまり、安全策を用意しがちな傾向にあります。
例えばあなたが大手有名企業にチャレンジしようとしているのに、地元の中小企業を薦めてきたり、レベルを落とした会社を薦めてきたりするようなことがあるかもしれません。
あなたの大切なファーストキャリアを親に薦められるがままに決めてしまうのは考えものです。というのも、「あの時もっと上を目指して居たらな…」と後々後悔したとしても、一度取った選択をやり直すことが出来ないからです。
大切なのは、就職活動について思い残すことがないように、自分の納得のいく選択を自分自身ですることです。
親子間の些細な心の引っ掛かりがストレスになる
親に相談することは、ストレスを引き起こす原因になってしまう可能性をはらんでいます。
- 「親は地元で就職した方がいいと言っているけど、自分は東京で就職したい…」
- 「親のアドバイスを聞き入れないからと言って親の機嫌が悪い」
このように、親との間で些細な心の引っ掛かりが生まれてしまうことが就活の時期にはよくあるのです。
さらに親は一番身近な存在であるため、親との間でストレスが生まれてしまうと日常生活にも就職活動にも大きな支障をきたしてしまうこととなります。
就職活動成功において心の平穏は大事な要素の一つです。
親に相談することで余計なストレスが生まれてしまうのであれば、初めから相談しないことが得策です。
親との適度な距離感が大切
前項で就活の相談を親にしない方がいい理由を4つ紹介しましたが、端的にまとめると「親に具体的なアドバイスをもらうことや相談をすることは望ましくない」ということです。
相談しない方がいいからといって就活の話を一切親としないと、結果的に親を心配させてしまうこととなり、余計な干渉・衝突が生まれてしまいます。
それゆえ、適度な距離間で親との良好な関係を築けていることも、就活成功の一つのカギと言えるのです。
例えば「○社のES通ったよ」「自分でしっかり動いてるから心配いらないよ」などと、大まかな内容を話題にして親を安心させてあげるようにしましょう。
就活の相談相手おすすめ4選
- 「親に相談しない方がいいならだれに相談すればいいの…?」
- 「他にも相談する人はいるけどおすすめな相談相手っているの?」
ここまで読んでくださった方は、結局誰に相談すればいいの?という段階にいらっしゃると思います。
そんな人のために、ここでは就活の相談でおすすめな人・サービスを4つ紹介していきます。
適切な相談相手が分かれば、それだけ就活の質が向上しますので、ぜひ最後まで目を通していってください。
知り合いの先輩・社会人
身近で就職を経験した人を探すとなると、真っ先に出てくるのが先輩と社会人です。
親世代に比べて近年の就活状況をより多く知っているという点で、相談相手におすすめ出来ます。
しかし先輩や社会人であっても、最新の就活情報を知っているわけではありません。
アドバイスを参考にしつつも、鵜呑みにしないことが大切です。
就活塾
就活塾とは、プロの講師が徹底した就活サポートをしてくれるサービスのことをいいます。
就活に関してはプロフェッショナルなので、就活塾のアドバイザーに相談すれば間違いなく正しい答えが返ってきます。
初めて就活を経験する就活生にとって、これほど安心なことはありませんよね。
また、就活のノウハウ伝授やES添削・面接練習のサポートをしてくれるというのも嬉しいポイントです。
ある程度の費用が掛かってしまうということには注意が必要ですが、値段相応のサポートを約束してくれます。安心を取りたいという方には非常におすすめです。
おすすめの就活塾については以下のページでまとめていますので是非ご覧ください。
⇒おすすめの就活塾の一覧ページはこちら
就活エージェント
就活エージェントは、就活生向けに無料で就活支援を行っているサービスです。
こちらも就活特化のサービスであるため相談相手としては申し分ありません。
それに、回数制限はありますがES添削や面接練習も無料で行ってくれるところも注目に値します。
しかし就活エージェントというサービスの特性上、自分が希望しない企業へのエントリーを要求されるケースがしばしば存在することは頭に入れておきましょう。
お金に余裕がないけどとりあえず相談したい、という人にとってはおすすめのサービスです。
おしごとアドバイザー
おしごとアドバイザーは厚生労働省が運営している、仕事や就活の悩みを電話窓口やメールで気軽に無料で相談できるサービスです。
緊張せず気軽に就活相談ができるという点で、使いやすいのが特徴です。
しかし、仕事全般の相談を受け付けている窓口なので、新卒向けの就活に特化しているわけではないことには注意しておきましょう。
時間を選ばずいつでも相談したいときに対応してもらえるので、時間がない人にとっては非常におすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
親に相談すべきでない理由、代わりに誰に相談すればいいか、就活期の親との付き合い方まで詳しくお伝え出来たと思います。
最後に、この記事で特に押さえておきたいポイントを箇条書きにまとめましたのでご覧ください。
- 親世代の就活と現代の就活は違う
- 親に相談することで余計なストレスが生まれることも
- 親と良好な関係を築くことは大切
- 先輩や社会人の話も鵜呑みにするのは危険
- 出来ることなら就活のプロに相談するのが一番良い
就活において、精神面の衛生を保つことはとても大切です。
相談できずに溜め込んでしまうことも良くないですし、相談相手を間違えてしまい余計なストレスを増やしてしまうことも良くありません。
親に相談することが、ストレス増加の大きな例であることはここまで読んでいただいたのなら分かるはずです。
全力で就職活動に臨むためにも、正しい相談相手を見つけられるようになりましょう。