大学生になり、次第に本格化していく就活に、不安を抱えている学生も少なくないと思います。
当記事では、その不安の一つ「サマーインターンに行かない選択肢はありなのか?」について、取り上げています。
「サマーインターンは行かないとまずいの?」、「どんなメリット・デメリットがあるの?」といった点についても解説しますので是非最後までお付き合いください。
夏のインターンに行かないと就活で不利なのか?
何よりもまず、サマーインターンに行かないと就活で不利になってしまうのかどうかが気になるところなのではないでしょうか。
就活の仕方は人それぞれですが、自分の選択が有利に働くのか不利になってしまうのかは知っておきたいですよね。
結論から言うと、基本的には不利になることはありません。
サマーインターンに参加しないことが特に不利にならない理由については就活における夏インターンの立ち位置と併せてこれからご紹介します。
企業も夏インターンと本選考は別ものと考えている
そもそも企業は、サマーインターンにどのような目的を持っているのでしょうか?まずはこちらをご覧ください。
- 優秀な学生の採用
- 学生とのミスマッチを防ぐ
- 企業のPR
いかがでしょう?以上3点が企業側の主な目的です。
ここから言えることは、サマーインターンは基本的に企業が学生に興味を持ってもらうためのものであるということです。
飛びぬけて優秀な学生に内々定を出す場合はありますが、その他の学生が内定に直結するかと言われればそんなことはありません。
よって、サマーインターンに行かなかったとして、本選考に大きく響くというようなことは基本的にはないのです。
参加者が優遇されるケースがあるのは事実
前述したように、サマーインターンに行かなかったことで圧倒的に不利になるということはありません。
そもそもサマーインターンは、本選考とは選考基準が違うことがほとんどですし、応募者の半数が落ちるとも言われています。
それゆえ、そこまで重要視する必要もないのです。
しかし本選考において、同じ条件であればインターンに参加した学生が選ばれやすいという話も耳にします。
このように、特定の状況下ではインターンに参加した学生が優遇されることがあるということも頭に入れておきましょう。
採用されるか否かは本選考次第
以上2つの見出しで説明しましたが、インターンに行かないということ自体が就活において大きな不利になることはないと分かったと思います。
結局のところ企業が本選考で求めるのは優秀で企業理念への理解があるような学生であるため、インターンへの参加の有無は直接的には大きな意味を持たないです。
つまりインターン参加は単なるアピールのネタの一部に過ぎず、本選考への絶対条件ではありません。
あなたが自分なりのアピールで面接官を惹きつけることが出来れば、インターン参加の有無は関係ないということです。
4つのサマーインターン参加のメリット
- 「サマーインターンにはどのようなメリットがあるのだろう?」
- 「とりあえず参加しようと思うけど、具体的なメリットが分からない。」
就活を意識し始めてからインターンというものを知り、最初にぶつかる壁かもしれません。
たくさんのメリットを得られるのであれば、就活の第一歩として初めて見ようと思う方もいるはずです。
そんな学生の方々のために、ここではサマーインターンのメリットについて4つ紹介していきます。
サマーインターンからはどのような恩恵が受けられるのか、しっかりとメリットを知った上で、行くか行かないかを判断しましょう。
本選考で有利
インターン選考を通過していることで、ある程度有利に面接を進めることが出来ます。
企業側も、インターンを通して社風や理念に賛同してくれているものだと考えるからです。それにインターン中の成績によっては内々定を貰える可能性もあります。
ただし、有利と言っても他の就活生と同様のアピールしか出来ないと、当然埋もれてしまう結果となります。
多少の優遇を当てにするのではなく、自分の力で内定までたどり着けるよう準備しておくことが大切です。
企業理解が深まる
サマーインターンで実際の現場を知ることで、企業・業界への理解が深まります。
これは志望する会社の企業研究に役立つばかりでなく、自分の視野を広げることが出来るため他業界を知るチャンスにもなります。
自分の体験をもとに自分に合った企業を選ぶ目を養えるため、入社後のキャリア形成にも大きく貢献してくれるのです。
就活のモチベーションが上がる
サマーインターンは、就活のモチベーション向上にもつながります。
実際に職場で業務を体験することで、社会人になって働いている自分の姿をイメージすることが出来ますし、他の就活生に囲まれることで競争心も生まれます。
また社員の人と仲良くなったり同じ就活生の友達を作ったりすることが出来れば、その企業に愛着が湧いてより一層志望度が上がり、やる気につながります。
スケジュールの調整がしやすい
1dayインターンはまだしも、2週間ほどの期間のインターンだと学期中の参加は難しくなってしまいます。
そんな中サマーインターンは夏の長期休みに行われるので、時間の調整がしやすいのです。
学期中は授業や研究が忙しくてインターンに参加できないという学生も、長期休み中であれば日程調整がしやすいのでありがたいですよね。
参加に伴う3つのデメリット
ここまでメリットを紹介してきましたが、デメリットは存在するのかどうか不安な方も多いのではないでしょうか。
参加してから後悔するようなことがないように、ここではインターン参加のデメリットを3点お伝えしていきます。
自分の時間が減る
インターンに参加するということは、その分自分の時間が奪われてしまうことになります。
思っている以上に就活一色になってしまい、他のことに手がつかなくなってしまう学生も珍しくありません。
そうなってしまうと、例えばTOEICや資格の勉強がしたくても、疎かになってしまう可能性があります。
サマーインターン参加は絶対事項ではないということを念頭に、自分が今何をすべきなのかを整理して優先度を明確にしましょう。
夏インターンの失敗で内定を逃す場合がある
多くの企業はインターン選考で落ちたとしても本選考を受けることが可能です。
しかし例外として、インターンの選考で落ちた学生のエントリーを受け付けない企業も存在します。
まだ準備不足なうちに選考に参加してしまい、それが原因で本選考が受けられないようでは悔しいですよね。そうならないように、自分が受ける企業がどちらであるかは事前に問い合わせておくことが大切です。
期待外れのプログラムにあたる可能性がある
参加したものの 思っていた業務と大きくかけ離れていたり、プログラムがいいかげん であったり、ハズレ企業に当たってしまう可能性もあります。
限られた時間を無駄にしないように、事前の情報収集はしっかりと済ませておくようにしましょう。
サマーインターンに参加できなくても大丈夫
- 「インターンに落ちてしまってどうしていいか分からない…」
- 「諸事情でインターンに行けないが、やはり参加しないことに不安がある」
このように、理由は何であれサマーインターンに行かないことへの不安を抱える学生は珍しくありません。
しかし、サマーインターンに行かないという選択肢自体は何も悪いものではないのです。
大事なのは有意義な就職活動の準備をすることであり、盲目的にサマーインターンに行くことではありません。
つまりあなたが必要とするのであれば、TOEICの勉強や資格の取得・SPI対策、語学留学など、これらに時間を費やすという選択肢も当然ありというわけです。
自分にとって最優先事項は何なのかをはっきりとさせて、時間を最大限有効に活用することが一番大切です。
このページのまとめ
サマーインターンに行かないという選択肢はアリだということ、サマーインターンのメリット・デメリットはご理解いただけたでしょうか?
最後に、サマーインターンシップへの参加を考える前に押さえておきたいポイントを箇条書きにしてまとめたのでご覧ください。
- サマーインターンに行かなくても就活で不利になることは基本的にない
- インターンに参加することによる恩恵はたくさんある
- サマーインターンにはデメリットもある
- サマーインターンに参加しなくても、自分の時間を有意義に使えれば問題はない
改めての話になりますが、内定獲得においてサマーインターンへの参加は必須ではない以上、行かない事自体には大きな問題があるわけではありません。
しかし行かない事に伴うデメリットもあるのは事実。そこで行くか行かないについては改めて考えてみるのが良いでしょう。
最後にこのページと併せて目を通したい他のページをご紹介します。
⇒面倒な就活を短期で終わらせる方法
⇒インターンに落ちた人向けの特集ページ