「就活コンサルタントってめっちゃ胡散臭い…大丈夫かな」「そもそも就活コンサルタントってなんなのだろう…」なんて疑問は抱いていませんか?
この記事では、就活コンサルタントの仕事内容や特徴、さらには失敗しない選び方まで詳しくご紹介しています。
ひとりでの就職活動に不安を抱いている方はぜひ最後までご覧くださいね!
そもそも就活コンサルタントは何をしてくれるのか?
さて、そもそも就活コンサルタントとはわたしたちに何をしてくれるのでしょうか。
就活コンサルタントは、就活生に対して主に面接対策や自己分析、ES添削を行ってくれます。
“consult”という単語の通り、就活の相談に乗ってくれる人、という理解で良いでしょう。
いい就活コンサルタントとマッチングできれば、きっとあなたの就活もうまくいくはずです!
就活コンサルタントは胡散臭い?
しかし、就活コンサルタントと聞いて「何それ!胡散臭すぎる!」なんて思う方もいるでしょう。
それもそうです。
TwitterなどのSNSをみてみれば、【自称】就活コンサルタントがわんさか出てきます。
こんな状況では胡散臭さを感じても仕方ないですよね。
実は就活コンサルタントという肩書きは、特別な資格がなくても名乗れてしまうのです。
もちろん、国家資格の1つであるキャリアコンサルタントを取得して就活コンサルタントとして活動しているまっとうな方もいらっしゃいます。
しかし、残念ながら就活コンサルタントという肩書きだけではまっとうなコンサルタントであるかどうかは判断できない、というのが実情です。
就活エージェントとは何が違うの?
就活エージェントという言葉を聞いたことはありませんか?
就活エージェントも就活コンサルタントも、なんとなくイメージは似ていますよね。
一体何が違うのでしょうか。
就活エージェントとは、就活中の学生に対して就活支援を行うサービスのことです。
就活エージェントというサービスの中で、就活コンサルタントと呼ばれる人があなたに支援を行ってくれます。
ちょっとややこしいですが、エージェントはサービスそのもの、コンサルタントはサービスをしてくれる人のことを指す、と考えておけば良いでしょう。
就活エージェントでは、就活指導のほか企業とのマッチングを行っていたりします。
ただし、フリーの就活コンサルタントはマッチングを行っていないことも。
自分にとってどちらが良いか考えて検討してみてください。
利用する3つのメリット
では、そんな就活コンサルタントのお世話になることであなたにどんなメリットがあるのかを細かく解説していきます。
自分の能力や得意不得意、経験不足な点はなんだろう…と考えながら読み進めていってください。
ES添削や面接練習をしてくれる
1つ目はES添削や面接練習をしてもらえる点です。
企業に提出するESを書く際、他人の添削を受けることは必須と言っても過言ではありません。
理由として、自分一人で書いてしまっては独りよがりなESになりかねないからです。
しかし就活業界のプロである就活コンサルタントに添削や面接練習を頼むことが出来れば、自分が気づけなかった視点でのアドバイスや、人事に刺さりやすいエピソードや逆質問などをレクチャーしてくれます。
就活の第一関門であるESや面接でプロに頼れるという点で、大きなメリットであるといえます。
就活のノウハウを知っている
2つ目は、就活のノウハウを知っている点です。
新卒就活生は誰しもが就活初心者で、独学で学ぶことも可能ですがなかなか難しいのが現状です。
そんな時、結局一番安心安全なのは経験者やプロの話を聞くことです。
特に就活コンサルタントは、就活フォローを専門として行っている就活業界のプロフェッショナル。
就活の流れや対策方法について知り尽くしています。
彼らのアドバイスは、必ずやあなたの就活を大成功させるためのカギとなるでしょう。
自分に合った企業を紹介してもらえる
最後に、就活コンサルタントの企業紹介も注目ポイントです。
一部の就活コンサルタントは、さまざまな企業からマージンをもらい、就活生にその企業を紹介するといった業務も請け負っています。
企業紹介については賛否両論ありますが、あなたにピッタリな企業を紹介してくれることもありますし、なにより面接練習として活用することも可能です。
就活コンサルタントは、自分に合った活用の仕方を考えることで、いかようにも有効活用することが出来ます。
右も左もわからない新卒就活生にとって、ここまでお伝えしたメリットを最大限生かして、就活を乗り越えることをおすすめします。
利用する2つのデメリット
そんな就活コンサルタントはもちろん、使い方や選び方を間違えてしまうとかえって悪影響にもなってしまいます。
ここでは、そんな就活コンサルタントのデメリットについて紹介していきます。
素人コンサルタントの可能性
まず最初に、素人コンサルタントでないかどうかに注意が必要です。
就活コンサルタントは自称出来るがゆえに、大した実務経験もないのにコンサルタントを名乗っている人がいます。
そのような就活コンサルタントに出会ってしまうと、無駄な時間や費用を費やしてしまうばかりか、新卒カードすら失ってしまうかもしれません。
実績や口コミをしっかりと確認した上で、信頼できる就活コンサルタントを探しましょう。
押し付けるような企業斡斡旋も
次に、就活コンサルタントからの企業斡旋の無理強いについてです。
このケースはまれですが、就活コンサルタントが紹介先の会社からの仲介手数料をもらっている関係上、無理にでも就活生をその企業に送り出そうとする悪質なコンサルタントも存在します。
どれだけ親身に相談に乗ってくれていても、最終的なゴールが悪質コンサルタントの斡旋先では頑張ってきた意味がありません。
自分に合わないと思ったらしっかりと断るということ、悪質なコンサルタントの口車には絶対に乗らないことが、就活コンサルタントを上手に活用するテクニックです。
有料のアドバイザーと無料のアドバイザーの違いとは
「就活コンサルタントには有料無料の2種類があるけど、何が違うの…?」
そう思った就活生も少なくないはずです。
次のセクションでは、有料の就活コンサルタントと無料の就活コンサルタントのそれぞれの特徴について詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
有料の就活コンサルタントの特徴
まずは有料の就活コンサルタントの特徴です。
有料に見合うメリットがあるかどうか、読みながら確認していきましょう。
資格保有者に出会える可能性
有料の就活コンサルタントの場合、国家資格のキャリアコンサルタントを取得している可能性があります。
例えば、キャリコンサーチというサイトではキャリアコンサルタント資格を有した方を検索することができます。キャリコンサーチの特徴は以下の通りです。
キャリコンサーチとは、国のキャリアコンサルタント名簿に登録している「キャリアコンサルタント」と「キャリアコンサルタントを探したい企業担当者や個人等」ご利用者とのマッチングを支援するキャリアコンサルタント検索システムです。
このサイトで検索すれば、確実に資格を持った方と出会うことが可能です。無料のコンサルタントよりも安心感が得られますよね。
就活塾などの有料サービスに所属している
有料の就活コンサルタントには、就活塾などの有料サービスに所属して活動している人がいます。
まず、このような就活塾を含む有料サービスが、企業からの仲介手数料を収入源としている無料コンサルタントとは違い、就活生を顧客としている点に注目です。
つまり収入源が就活生によるものであるため、就活コンサルタントも企業斡旋のしがらみにとらわれず、就活生ファーストの質の良いサービスを提供してくれるということです。
さらには、就活塾などの有料サービスには厳選された過去の内定者のESや合格体験記が大量に残っており、それらを参考にすることも可能です。
確かに有料という点は引っかかる点かもしれませんが、それだけの質の良いサービスが整っていることが見て取れます。
無料のアドバイザーの特徴
次は無料の就活コンサルタントの特徴です。
有料サービスと比べてどういうところが違うのかを意識しながら読み進めていってください。
手軽に利用できる
まず最大の特徴は無料で利用できるというところです。
とりあえず相談してみる、登録だけして情報だけ受け取るなど、手軽さで言うならば高コスパと言えるでしょう。
自分にある程度就活力がついている状態で、多少の補填といった形で利用するのであれば、とてもおすすめなサービスだと言えます。
サービスの質は有料に劣る
当然といえば当然ですが、サービスの質は有料のものに比べて見劣りしてしまいます。
有料のコンサルタントはES添削や面接練習回数が無制限など様々なサービスが整っていますが、無料サービスでは回数制限が設けられていることがほとんどです。
有料サービスでは個別で就活指導をしてくれるところもありますが、無料のものではなかなかないでしょう。
加えて、コンサルタントの質についても有料サービスのほうが良い実績のあるコンサルタントを集めやすくなります。
このように、無料というメリットの反面、質が劣ってしまうというところも押さえておかなければいけません。
就活エージェントの人間か実績作りが目的
無料のコンサルタントは、就活エージェントに所属しているか、もしくはコンサルタントになりたてで実績を作りたいから無料にしている場合があります。
就活エージェントは企業からお金をもらっています。
なので就活生からはお金をもらわずにコンサルティングしているんですね。
また、就活コンサルタントを名乗る人間は世の中に多くいるため、実績がないとなかなか就活生と出会うことができません。
よって、「無料で就活コンサルタントが相談に乗ります!」なんて文言で就活生を呼び込んでいる可能性があるのです。
オワハラにあう危険性あり
最後にオワハラの危険性についてです。
オワハラとは「就活終われハラスメント」と言い、元の意味は内定先の会社があなたに対して就活を終わらせることを強要してくるハラスメントのことです。
これは無料の就活コンサルタントにも同じことが言えます。
無料コンサルタントは企業からの仲介手数料を収入源としている以上、就活生をその企業に最終的に就職させなければマージンをもらうことが出来なくなってしまいます。
ここで、コンサルタントからのオワハラが起こってしまうというわけです。
オワハラはまれなケースではありますが、実際オワハラに合ってしまった就活生は就活という大切な時期に大きなストレスを抱えてしまうことになります。
そうならないためにも、しっかりと自分の就活の軸を定め、合わないと思ったコンサルタントは早々に切ってしまうことをおすすめします。
相談に要する相場の料金はどれくらい?
就活コンサルタントの料金を調べてみました。
先程のキャリコンサーチで検索すると、大体1時間1万円からが相場のようです。
また、就活塾のような就活を最初から最後までサポートしてくれるサービスでは、5万~50万と大きなお金がかかります。
ただし、居住地や相談内容、各コンサルタントによっても料金は異なるので、希望条件で検索してみてくださいね!
おすすめの就活コンサルタントって?
さて、世間には多くの就活コンサルタントが存在しますが、その中でもおすすめのコンサルタントをご紹介します。
石渡嶺司さん
このかたはジャーナリストで、メールにて相談も受け付けてくださっているようです。
大学ジャーナリスト。『大学の学科図鑑』5刷。大学、教育、就活などをテーマに発信。著作30冊、テレビ出演はときどき。2020年8月からYouTubeを再起動。2021年1月『就活のワナ』(講談社+α新書)刊行。進路・就活相談やES添削希望等はnamio@eurus.dti.ne.jpまで
*(石渡嶺司さんご本人のTwitter【@ishiwatarireiji】より引用。)
櫻井照士さん
こちらの方は人事コンサルタントですが、就職関係の講座も専門領域にしているので頼りになるはずですよ!
人事コンサルタント。企業の組織基盤設計、採用戦略や風土改革、考課測定や研修、大学の入試戦略、キャリア科目導入、就職関係の講座が専門領域です。
*(櫻井照士さんご本人のTwitter【@HR_sakurai】より引用)
SNSをみるだけでたくさんのコンサルタントがいます。しっかりとしたコンサルタントを見つける目を手に入れてください。
失敗しない相談相手の選び方
いかがだったでしょう?
ここまで、有料と無料の就活コンサルタントとの違い、メリットデメリットなど、様々な情報をお伝え出来たと思います。
ここではまとめとして、失敗しない就活コンサルタントの選び方を箇条書きにしてまとめましたので、ぜひご覧ください。
- 金銭的余裕があるなら質の高い有料の就活コンサルタントがおすすめ
- 無料の就活コンサルタントを利用する場合は自分の就活対策の補填程度に考える
- 合わないと思ったコンサルタントは担当を変えてもらう
- オワハラに合わないよう強い意志を持つ
- 口コミをしっかりとチェックする
以上を気を付けていれば悪質な就活コンサルタントに出会う可能性はなくなりますし、あなたの就活を手助けしてくれる素敵なコンサルタントに巡り合えるはずです。
自分の就活を他人に預ける以上、失敗のないようしっかりと見極めることをおすすめします。
困ったらまずは相談しよう!
最後に、就活に悩んでいる方へのメッセージです。
就活生は誰しも、最初は右も左もわからないのが当然です。
まずは自分で情報収集するもよし、大学の就活相談センターに駆け込むもよし、就活にはさまざまなスタイルがあるのです。
しかし、どうしても不安な方や、就活で失敗したくない方はぜひ就活コンサルタントに相談してみてください。
自分が何をやればいいのか、足りないものは何なのか、親身になって相談に乗ってくれるはずです。
ぜひ、あなたにあった就活コンサルタントを見つけて、納得いく就活を進めてくださいね!
最後にこのページと併せてチェックをしておきたいページをご紹介しますので是非ご覧ください。
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