- 「学期中で忙しいのに秋インターンって行く必要あるの…?」
- 「秋インターンって夏とはどう違うの…?」
- 「秋インターンで失敗しないためにはどうすればいいのだろう…?」
就活が本格化していく中、こんな悩みを抱える就活生は少なくありません。
確かに秋インターンは夏インターンに比べ就活において軽視されがちな傾向にあります。
しかし秋インターンを上手に活用することが出来れば、その後の就活で他の就活生よりも有利に立ち回ることが出来るのです。
この記事では「秋インターンのメリット・デメリット」から「成功の秘訣」、「締め切り日程の一部紹介」まで、分かりやすく解説していきます。
気が緩んでしまいがちな秋インターンの時期に他の就活生と差を付けられるように、ぜひ最後までお付き合いいただけたらと思います。
秋インターンを成功に導くコツ
まずは秋インターンを成功に導くコツをお伝えしていきます。これから紹介するコツを意識しておくと秋インターンを効果的に活用出来ますのでぜひ押さえてくださいね。
夏の反省を活かす
秋インターンに参加する前に絶対に念頭におきたいのは夏休みに行われたサマーインターンの失敗や反省点を意識することです。よくありがちなサマーインターン周りの失敗としては以下のようなものがあります。
- 「自己分析・企業研究が浅く、ES作成が不十分だった」
- 「面接で上手く話せなかった」
- 「そもそも行動が遅く、応募時期を過ぎてしまった」
このようなサマーインターン関連の失敗を再び繰り返すのは避けたいです。そこでまずは夏の反省を活かし、同じ失敗を繰り返さないようにしましょう。
例えばES作成や面接練習が不十分だった場合、大学のキャリアセンターや就活エージェントを活用すれば、無料でサービスが受けられます。
大切なのは、夏の自分に何が足りなかったのかをしっかりと考え、適切な対策をしていくことです。秋インターンに向けて、準備を万全にしておくようにしましょう。
スケジュール管理はしっかりと行う
秋インターンの開催期間は9~11月で、大学の後期課程とかぶっています。
授業とインターンがかぶってしまったり、インターンのブッキングが起こってしまわないように、スケジュール管理はしっかりと行いましょう。
本選考が始まり、企業の面接やテストセンターに足を運ぶ機会が増えてくるので、秋のうちからスケジュールをしっかり組む癖をつけておくことが大切です。
本選考を意識する
秋は夏インターンに比べ、本選考のエントリーが近づいてきています。そのため、今まで以上に本選考を意識して臨むようにしましょう。例えば、
- 「どのような人材が求められているのか」
- 「評価が高いインターン生の特徴はどのようなものか」
- 「そもそも自分に合った業種なのかどうか」
など、様々な視点で、今後の本選考に向けての課題や対策方法を見つけていくことが大切です。
秋インターンに行く5つのメリット
「授業を受けながらも参加する意味ってあるの?」
そんな疑問を持つ就活生に向けて、ここでは秋インターンに行くメリットを5つ紹介していきます。
秋インターンにはサマーインターンとは少し違った嬉しいメリットが存在するので、ぜひ押さえておくようにしましょう。
夏インターンより倍率が低い
1つ目のメリットは、夏インターンに比べた競争倍率の低さです。
大学が忙しかったり、そもそも秋インターンを軽視している学生も存在するため、夏よりも応募人数が減る傾向にあります。
これによって、秋インターンは志望する企業の選考に通りやすくなるだけでなく、夏に落ちてしまった企業に再チャレンジするチャンスにもなるのです。
またとない機会なので、志望する企業のインターン募集には、逐一アンテナを張っておくようにしましょう。
ベンチャー企業が多い
秋インターンは夏に比べ、ベンチャー企業の短期インターンが多い傾向があります。そのため、ベンチャー志望の学生にとっては様々な企業を見て、体験できる絶好のチャンスというわけです。
また、大手企業が第一志望の学生にとっても、志望業界の視野を広げる良い機会となります。
自分の興味のある業種のインターンの応募状況については、しっかりと確認しておくようにしましょう。
志望業界を深められる
本選考に向けてより一層詳しい企業研究が求められる中、志望業界についての知識を深めておくことは非常に大切です。
そんなとき秋インターンは、ある程度志望業界を絞れている学生にとって、志望業界をさらに深める良い機会となるわけです。
実際に志望業界の企業に足を運ぶことで個人で行った業界研究や人づてに聞いた知識からは得られない生の情報を得られるといったメリットがあります。
早期内定の可能性がある
選考本番に近づくにつれ、企業も学生の囲い込みに力を入れる傾向があります。
そんな時期に開催される秋インターンは、「企業を知ってもらう」ことが主な目的のサマーインターンと違い、学生の早期選考にも重きを置いているのです。
よって秋インターンには早期内定の獲得を大きく見込むことが出来るといったメリットが存在します。インターン中にしっかりとアピールをし、内定を貰えるように努力しましょう。
冬インターン選考で有利
秋インターン参加は、冬インターン選考で有利になれるというメリットもあります。
事実、冬インターンで、秋に参加した企業に再度申し込みする場合、ESや面接が免除されるなどの優遇を受けられるケースがあります。
また、秋インターンでの業務体験を通して就活生としてのスキルが身につくため、単純に選考に強くなるという側面もあります。
冬インターンは秋に比べ倍率が上がりますので、秋のうちに有利なポジションを獲得できるのは大きなメリットです。
いかがでしょう?
秋インターンは競争倍率が低い割に、参加することで様々な恩恵を受けることが出来ます。
夏失敗してしまった人も、今以上にステップアップしたい人にも、秋インターンはおすすめです。
秋インターンで注意すること
- 「夏上手くいかなかったから秋は失敗したくない」
- 「秋インターンに向けて意識した方がいいことはあるの?」
このような悩みをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。ここではそんな方に向けて、秋インターンにおける注意点を解説していきます。
本選考が近い秋インターンで失敗してしまわないように、最後まで目を通して要点を押さえておきましょう。
学業との両立
「秋インターンを成功に導くコツ」でも触れましたが、秋インターンは大学の後期課程と被ってるので注意が必要です。
考えなしにインターンを何社も申し込んでしまうと大学の勉強が疎かになり、留年の危機に陥ってしまう可能性もあります。
そのような不安要素があっては、もちろん就活も上手くいきません。インターンに行くことは大事ですが、単位取得に影響しないように、余裕を持って学業との両立を図りましょう。
志望業界はあらかじめ絞っておく
この時期に志望業界があやふやだと、せっかくの秋インターンのメリットを活かしきれずに終わってしまうことになります。
そうならないためにも、秋インターンでは「企業研究を深めたい」や「業界に対する理解を確かなものにしたい」など、具体的な目標を持って参加することが大切です。
実際、秋インターンには志望する業界を決めてから参加する学生が多くみられます。本選考が間近に迫っている中、新たな課題や目標を見つけるためにも、出来る限り志望業界は絞っておくようにしましょう。
秋インターンの募集をしていない企業も
当然と言えば当然ですが、秋インターンの募集を行っていない企業も存在します。
これに関しては諦めるしかありません。
- 「志望していた企業の秋インターンを目標に頑張ってきたのに募集がなかった…」
このような状況になってしまっては、モチベーション低下につながってしまいます。
秋インターンの募集はあるのか、無かったら場合は夏や冬のインターンの募集があるのか、という点についてはしっかりと事前に確認しておくようにしましょう。
いかがでしょう?
ここまで3つ注意点を挙げましたが、どれも気を付けていれば、何ということはありません。
忙しい就職活動と並行して考慮しなければいけないので見落としがちではありますが、しっかりと頭に置いておくようにしましょう。
秋インターンに参加すべき学生の特徴
ここでは、秋インターンに参加すべき人の特徴を紹介していきます。これから紹介する特徴に当てはまる学生は、ぜひ秋インターンへの参加を検討してみてください。
夏インターンで失敗してしまった
夏のインターンで失敗を経験した学生にとって、秋インターンは挽回のチャンスとなります。
夏落ちてしまった企業に再エントリーしたり、夏の反省を活かして更なるステップアップを狙ったりと使い方は様々です。
それだけでなく、1度目の経験から応募や業務体験の大まかな流れは掴めているはずなので、2度目の秋インターンでは落ち着いて活動に取り組むことが出来ます。
夏インターンで失敗した経験は必ず秋インターンで活きてくるので、恐れず果敢に挑戦しましょう。
志望業界が明確になっている
もしあなたが既に志望業界を明確に出来ていたならば、秋インターンは特に行くべきだと言えます。
本選考に向けて今まで以上の詳しい企業研究・業界研究が要求されるようになりますが、自分で調べたり他人に聞いたりなどでは限界があります。
そんなとき、実践を学べるという点で様々なベンチャー企業が多くの募集をかける秋インターンは、「志望業界を深める」には絶好の機会なのです。
早期内定を獲得したい
最後は早期内定を獲得したい人です。
「秋インターンのメリット」でも紹介しましたが、秋インターンでの企業側の目的の一つに学生の囲い込みがあります。
つまり、夏インターンに比べて内々定のもらえる確率が格段に上がっているのです。人事の目に留まるかはその人の力量次第ですが、早期内定を獲得したいのなら行かない選択肢はありません。
秋インターン締め切り日程紹介
- 「夏は締切期限を過ぎてしまった」
- 「秋インターンを考えているがいつから準備すればいいのだろう」
そんな人に向けて、2021年の秋に行われるインターンの応募締め切り日の一部をご紹介します。
締切日 | 企業名 |
---|---|
6月15日 | オリックス |
6月18日 | パナソニック |
7月1日 | 三井住友信託銀行 |
8月1日 | 三菱電子システムサービス |
8月31日 | 富士通ゼネラル |
9月30日 | 住友商事 |
見て分かる通り、秋インターンの募集締め切りは6月~9月に定まっています。つまり、サマーインターンが終わってすぐ、早いものだと夏前には締め切りが来てしまいます。
志望する企業のエントリー期限を過ぎてしまわないようにしっかり確認しておきましょう。少し余談になりますが、秋インターンの日程についてはマイナビのインターン一覧ページが参考になるのでよろしければどうぞ。
⇒マイナビのインターン一覧ページ
このページのまとめ
いかがだったでしょう?秋インターンのメリットや注意すべき点、秋インターンを成功させるためにはどうすればいいかが分かったと思います。
最後に秋インターンについて特に押さえておくべきポイントを箇条書きにしてまとめましたので、ご覧ください。
- 秋インターンでは夏の反省を活かす
- スケジュール管理を怠らない
- 本選考を常に意識する
- 夏インターンより倍率が低い
- 早期内定の可能性もある
- 学業との両立を心がける
- 志望業界は絞っておく
- 夏の失敗は秋に持ち越さない
このように秋インターンには夏にも負けずとも劣らないメリットがたくさんあります。それにもかかわらず夏より選考倍率が低いという、言わば穴場スポットのようなものなのです。
秋インターンは本選考に近いので、今まで以上に本番を意識してインターンに臨むようにしましょう。